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感染症とは

私たちの身の回りには、目に見えない細菌やウイルス、真菌(カビ)、酵母等が常に存在しています。全てが有害な訳ではありませんが、驚くほど多くの数(数百〜数億〜)が存在しているのです。その中で、感染症を引き起こす種類のものを病原体といい、環境(大気、水、土壌、ヒトも含む動物など)に存在する病原体が、ヒトの体内に侵入し、感染して増殖し発症する疾患の総称を「感染症」といいます。

抵抗力の差が出る感染症

一般的な成人のなかでも、体力の低下などの理由で抵抗力が落ちる場合などがあり、その場合は感染症への注意も必要となります。

  1. 宿主の感染に対する防御力(抵抗力)が病原体に比べて相対的に強ければ感染症は成立しません。
  2. 宿主の防御力(抵抗力)が減弱している場合は、病原体の侵入、定着、増殖を許すことになり発症します。
また、子供やお年寄りなど、そもそもの抵抗力があまりない(弱い)方々にとっては、常に感染症への注意が必要となります。

感染経路について

感染症は、病原体がヒトの体内に侵入して発症します。そのため日常生活を送る中でどのようにすれば病原体の侵入を防ぐことが出来るのかが重要なポイントとなります。 交通量の多い道路の場合は、「車道」を歩かず「歩道」を歩くのが当然です。 目に見えて危険な場合は説明の必要すら無いのですが、感染症の場合は目に見えない、見ることが出来ない事から、どうしても「油断」が生じてしまいます。 病原体がヒトの体内に侵入するのはどういうルートからなのか、ある程度の知識を持つだけでも十分に有効な対策を講じる事が可能となります。発症してしまうとご自身だけではなく、施設や組織、家族などに集団感染を引き起こしてしまう可能性もあります。油断や軽視する事の無いようご注意ください。
  1. 空気感染(飛沫核感染)
    咳やくしゃみなどで飛散した飛沫核(5μm以下、落下速度0.06〜1.5cm/秒)で伝播し、感染します。飛沫核は空中に浮遊し続け、空気の流れにより飛散します。
  2. 飛沫感染
    咳、くしゃみ、会話などで飛散した飛沫粒子(5μm以上、落下速度30~80cm/秒)で伝播し、感染します。飛沫粒子は半径1m以内に落下し、空中に浮遊し続けることはありません。 ※飛沫粒子を覆う水分が蒸発し飛沫核となり空気中を浮遊する可能性も有ります。
  3. 接触感染(経口感染)
    手、ドアノブ、手すり、便座、スイッチ、ボタン等の表面を介しての接触で病原体が付着することによる感染のことです。病原体に汚染された食品・物・手指、病原体を含む汚物・嘔吐物を介して口などから体内に侵入します。
    ※μm = マイクロメートル:1000分の1ミリ。(0.001ミリメートル)

感染症対策5つの基本

1、感染症対策のはじめの一歩「感染症を知る」

感染症とは何なのか、専門的な話しになると途方も無く難しい話しになり、それこそ専門家が専門的な研究をしているジャンルなのですが、身近に存在し毎年流行するものや、気をつけるべき対象などの知識は、最低限知っておくことで感染症予防の「はじめの一歩」となります。

  • どういった種類のウイルスまたは菌なのか
  • それはどのように感染するのか
  • それの感染を防ぐ為には何が最適なのか
  • 万が一発生した場合はどのように対処するのか

そういった基本となる知識を持つ事で、そもそもの対策を講じる事ができるようになり、施設や組織には必ず必要な知識となります。

2、施設・組織における「指針と体制」

会社や学校、幼稚園や保育所、老人ホームや介護施設。ほぼ全ての皆さんがある程度の人数で集団活動をする毎日を送っています。その施設や組織内で一人だけが感染症に対する危機感を感じていても、感染症を予防する事は不可能と言えます。施設・組織全体での指針などを明確にし、対策マニュアルなどを策定する事が重要となります。

  • 日頃の管理は大丈夫か
  • この時期に流行しやすい感染症はあるのか
  • その感染症にはどのような箇所に気をつけるべきなのか
  • 万が一発生した場合のルール

など、施設・組織全体での体制や意思疎通が大きな問題になる芽を事前に刈り取り、大きな損失を出さずに解決できる手段となります。しかしながらココが一番難しいところでもあり、5つの基本の次に出てくる項目が、この項目を難しくしている理由です。

3、最大の敵「過信と慢心」

  • 今まで起きていないから大丈夫だろう
  • 少々の事は大丈夫だろう
  • 対象の人は出勤させていないから大丈夫だろう

そういった考えや軽いルールなどが最大の敵と言えます。毎年どこかの施設や組織で集団感染が発生し、ある程度のニュースになっています。マスコミが取り上げているのは中でも大きな被害が出た一部の場合だけであり、集団感染の発生件数は、ニュースだけではわからない数があると認識すべきです。またその施設や組織では大きな損失を出してしまっています。そのような損失を出したら文字通り大きな「損」をしてしまう事になってしまいますので、日頃から簡単にできる感染症対策に真剣に取り組む事が重要となり、施設・組織を円滑に運営するには必要不可欠な取り組みとなるのです。

4、個人から始まる感染症対策「健康管理」

個人の健康管理を怠らない事も重要な感染症対策となります。健康な時にはどうという事のないウイルスや菌であったとしても、免疫力が弱まった場合や、そもそも免疫力の弱い子供やお年寄りには重大な問題になりえます。難しく考える必要はありませんが、少しでも異常を感じた場合にはきちんと診察を受ける、また「無理をして頑張るのが美徳」という間違った考えを改める必要があります。 時代は変わっています。昔と違い「新型」といわれるウイルスも出てきています。そもそもヒトが免疫を持たないようなウイルスが流行するような時代です。個人の健康管理がとても重要なポイントとなるのです。

5、日常の心がけが「基本中の基本」

施設や組織での集団感染の多くは「外からの持ち込み」によって発生しています。誰も意図的に持ち込んではいないのですが、あまりにも無関心が故に発生させてしまっている問題であり、いざ発生するととても大きな問題になってしまいます。一人ひとりがご家庭でも心がけることが重要であり、媒介者にならないように努める責任があります。

感染症対策3つの柱

1、感染源の排除

感染源とは?

感染症の原因となる病原体(ウイルスや細菌など)を含んでいるものを感染源といいます。

  • 排泄物(嘔吐物・便、尿など)
  • 血液、体液、分泌物(痰、膿など)
  • 上記に接触した全ての物品(触れた手指で取り扱った全て)

排泄物や血液、体液、分泌物などは、素手では触らず、必ず手袋やエプロン(使い捨てのモノ等)を着用して取り扱うようにする。また、手袋を外した後にも徹底した手洗いが必要です。接触した可能性のある物品に関しては各種物品の消毒を適切に行う必要があります。

2、感染経路の遮断

感染経路とは?

そもそも感染症がどのようにして感染するのかを理解・認識し、それに応じた適切な対策が必要となります。

  • 空気感染
  • 飛沫感染
  • 接触感染 など
感染経路の遮断とは?

感染源(病原体)を、持ち込まない・拡げない・持ち出さないことをいいます。空気感染、飛沫感染、接触感染など、感染経路の全てに対して注意をはらう必要があります。 健康管理や手洗い・うがいの励行などで持ち込まないよう予防し、施設の清掃や咳をする際などのエチケット、感染している疑いがある場合の接触対処など、適切な処置で拡げないようにすることが重要となります。感染源の対処にも注意が必要で、除去処置の際にも飛び散る可能性があるため、マスクやエプロンの着用が重要となります。

3、感染の防止・予防

防止・予防のカギとなる健康管理

常日頃の衛生管理の徹底はもちろん、自身の健康状態だけでなく、周りの方の体調などにも気を配ることが出来ると最善です。体調を崩した場合などは、その状況をしっかり把握することも重要となります。また万が一周りの方にそのような症状があった場合、適切な処置をするためにも日頃の健康管理が重要となります。 いつもと違い体調が悪そうな方がいた場合などにも、少しの変化でも気づけるよう日頃から軽く意識しておくことで、早めに対処を行えるようになり、集団感染を防ぐことが可能となります。

ただの風邪と簡単には判断せず、注意して対応することが集団環境のなかで大切な防止・予防策となります。

  • 下痢=ノロウイルスやO157などの疑い
  • 発熱=インフルエンザなどの疑い

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